CIサモアとパートナーたちが、その企画と準備に多くの時間を費やした、環境教育プログラム「ガーディアンキャンペーン」が遂に開始しました！このキャンペーンは、SATOYAMAUMIプロジェクトにおける、サモアプロジェクトのメインとなる企画です。キャンペーンでは、サモアの沿岸コミュニティに住む10～12歳の子供たちを対象に環境教育プログラムを実施します。これまでのところ、キャンペーンの参加者たち(生徒、両親、教師、コミュニティリーダー)からは、たくさんのポジティブなフィードババックをもらっています。また、本キャンペーンの実施にあたり、CIとパートナー組織、政府関係者、地元コミュニティなどの様々な関係者から成る「家族」のようなグループが形成されました。

7月9日～13日にかけて、CIサモアはガーディアンキャンペーンを実施するトレーナー養成を行いました。目的は、キャンペーンを実施する前に、自分たちが開発したキャンペーンを実際に試しながら、改善点がないかどうか、それらの方法などを互いに評価し合い、この新たな教育モジュールに慣れさせることでした。さらに、キャンペーン実施手順書および仮の実施スケジュールが合意されました。

翌週、ガーディアンキャンペーンは、CIのパートナー組織およびサポーターの集まる中、トゥイラエパ首相によって開始を宣言されました。そして 「ガウラロファ」ーサモアの伝統的カヌーは、海に浮かぶ教室となり、最初のキャンペーン実施対象地区である、アレイパタへ向けて出航しました。こうして初のキャンペーンは、7月23日～8月3日にかけて、キックオフしました。アレイパタでのキャンペーンには、８つの小学校からグレード7～8の生徒たち総勢270名が参加しました。こちらのサモアオンラインニュースで、キャンペーンの詳細がリポートされています。 http://www.samoaobserver.ws/en/05_08_2018/local/35663/Grooming-young-environmental-guardians-at-Aleipata.htm

初めてのキャンペーンが終了したあと、CIとパートナーたちは、9月にアイガレイパタ地区で実施される第2回目のキャンペーン準備に取り掛かりました。 キャンペーンの準備はまず対象地区での社会認識調査から始まります。私たちは、サモア農林水産省とサモア国立大学との協力により、9月3日～5日にかけて調査を実施しました。調査の目的は、コミュニティの環境に関する意識、視点を理解し書き留めることです。調査は、アイガレイパタ地区の各コミュニティの30％にあたる175家庭から意見を集めることができました。そのデータは、CIが開発した電子フォーム上に集められその後分析されます。
調査の様子はこちらから。http://www.samoaobserver.ws/en/24_09_2018/local/37055/Survey-finds-three-quarters-of-villagers-in-fishing-district-believe-the-environment-has-degraded.htm)

こうした調査の内容を参考にしながら、アイガレイパタ地区でのキャンペーン実施に向けて、モジュールの改善を行います。

ガーディアンキャンペーンは、多くの関係団体との協働イニシアティブなので、下記のような課題があります。

• ミーティングの際、すべてのパートナーたちが可能な日を調整すること

• 関係組織からの確認を全て取るのに時間かかることが多く、ドキュメントの最終化が遅れてしまう

• 異なるスキルやバックグラウンドのスタッフから成るキャンペーン実施チームの調整

キャンペーンの対象が生徒たちだったので、学校のスケジュールとの調整も大変でした。

次の3か月、CIサモアは、下記の活動をおこないます。

• アレイパタ地区でのキャンペーン中に実施した紙ベースのアンケート集計および解析

• 次のキャンペーンのデータの収集と分析を容易にするため、フィードバック調査のための電子フォームを作成

• 次のキャンペーン実施対象地区は、ウポル島南西にあるアイガレイパタ地区で、10月2日～5日かけて実施される予定です。この地域は、漁業コミュニティとして知られています。

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