世界環境デー2018“プラスチック汚染をなくそう”
2018年6月5日ポプジカ谷で世界環境デーをお祝い
ゴミ処理に関する普及啓発活動の一環として、
ポプジカ・セントラルスクールの生徒たちが谷を廻りました
2018年6月5日世界環境デーを祝うため、RSPNはポプジカ・セントラルスクールと協同して、ポプジカ谷の大清掃を実施しました。このイベントの主な目的は、環境保護の普及啓発とポプジカ谷の生態系を保全するために一般市民同士が環境に良い事を行うよう促すことでした。
本イベントは、メインとなるセレモニーと参加者主体のキャンペーンから構成されています。セレモニーでは、参加者による国歌斉唱、ポプジカ・セントラルスクールのネイチャークラブの調整役による挨拶、高校1年生の生徒による自分達の地域をきれいで緑豊かに保つことの大切さに関する発表が行われました。そして、ポプジカ谷の最高級リゾートであるアマンコラからPradhan氏が、生態系、特にポプジカ谷の湿地生態系を守ることの重要性を強調しました。最後は、絵画コンクールの受賞者に賞状と賞金の贈呈をして、イベントが締めくくられました。
セレモニー後のキャンペーンには、ポプジカ・セントラルスクールのおよそ600人の学生と50人のスタッフ及び30人のアマンコラ・リゾートのスタッフと数人の地域住民が参加しました。このキャンペーン中、多くのプラスチックを含むトラック5台分のゴミが集められ、2011年にRSPNが建設した埋立地に捨てられました。
世界環境デー2018は、多くの参加者のプラスチックごみ問題に対する関心の高さが示され、大成功に終わりました。
これまでの3か月間の活動
ポプジカ・セントラルスクールの生徒たちによる川沿いのゴミ拾い活動
ドキュメンタリービデオの作成のため、私たちはポプジカ谷に何度も足を運び、ついに5月7日最後の映像を撮り終えました。そしてこの3か月間でスクリプトも完成させました。これから、RSPN内部の出版審査委員会や上層部に映像を観てもらい、最終的な承認をもらう予定です。
国際ツル財団(ICF)が作成したオグロヅルの行動に関するフィールド・ガイドを、ブータンの公用語(ゾンカ語)に翻訳しました。バードライフの承認がおりたらすぐに印刷に回します。
水質検査キットが市場に出回っていないため、キットを扱う業者を探し中です。
オグロヅルの成鳥と幼鳥を識別するためのポスターや、3枚のリーフレット(1.湿地とその役割、2.人々、文化とオグロヅル、3.民話)の原案を作成しました。また、リーフレットの挿絵やデザインをデザイナーに発注しました。
次の3か月間の活動
2018年8月にポプジカ谷を訪れ、ビジターセンターの管理者と今後のオグロヅルの展示について検討していく予定です。また、オグロヅルの成鳥と幼鳥を識別するためのポスターや、作成中の3枚のリーフレットの内容を検討し、2018年9月に印刷を行う予定です。ドキュメンタリービデオは現在RSPN内部で最終的な検討をしており、2018年8月に承認が得られる予定です。
課題
2018年は選挙の年なので、地域住民による集会が必要な活動に着手することができませんが、その間、他の活動に注力していきたいと思います。