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3,000名を超える参加者が訪れたバードフェア
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絵画コンテスト
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クメール語のポスター
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環境省政務次官との記念撮影
3月17-18日に記念すべき第1回目となるカンボジア・バード・フェアが開催されました。
このバード・フェアは、野生生物保全の意識向上、人々の共生による環境保護、自然遺産やエコツーリズムの普及を目的とした、BirdLife Cambodia Programmeの共催イベントです。
イベントを実施するうえで、カンボジア環境省やNatureLife Cambodia、 Cambodia Bird Guide Association、Sam Veasna Center の協力を得ました。
また、カンボジア国内の10のバード・クラブやNGO、旅行会社の参加があった他、中国、スリランカ、タイ、マレーシア、ミャンマーなど海外からの参加もありました。
さらに、フォトコンテストや絵画コンテスト、野鳥の保全や野鳥観察にフォーカスしたエコツーリズムに関する講演など、プログラムも盛りだくさんでした。
Mlup BaitongもJEEFとともに出展し、SATO YAMA UMIプロジェクトや現在作成中の教材を紹介しました。
当日はカンボジア環境省政務次官もブースを訪れ、SATO YAMA UMIプロジェクトについて紹介することができました。
私たちが作成したショート・ムービー「記念すべき第1回カンボジア・バードフェア」を是非ご覧ください。
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Birdlife Cambodia Programmeの活動
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BPLでの教員研修
この3か月間、色々な活動を実施しました。まず普及啓発用のTシャツやリーフレットの作成に取り掛かりました。これらの資料はBeoung Prek Lapouv(BPL)とAnlung Pring (AP)における生態系サービスの重要性や、農薬の使用による悪い影響を人々に知ってもらうためのものです。リーフレットは、地域住民や子供たちに配布する準備をしています。教育用のビデオは撮影を終え、現在最終的な編集を行っています。
私たちは、Mlup Baitongと協働で環境教育用の教材を作成しています。また、2つの小学校(Songkom MeanChey and Kdol Chroum)の教員を対象にしたトレーニングコースを実施しています。また、このトレーニングがスケジュール通りに進んでいるか、公式な学校カリキュラムに影響がないかなど、Borie Chulsa地区の教育省の職員や校長先生とも検討しました。このトレーニングの後、2018年3月から本格的に2つの小学校で授業が開始されました。
Beoung Prek Lapouv(BPL)では、小学6年生と教員を対象にした野外活動を実施しました。この野外活動は、小学生たちに実際に湿地やオオヅルを見てもらう機会を作ることが目的でした。この活動中、私たちは生徒たちに双眼鏡の使い方や生息地の観察方法を教え、そして探鳥会を実施しました。この野外活動をより魅力的にするために絵画コンテストも行いました。
2018年2月には「Welcome to birds」を開催しました。このイベントは地元の子供たちにオオヅルや湿地に興味を持ってもらうだけでなく、11人の大学生に環境教育や保護活動に参加してもらうことが目的でした。
これからの3か月間で、私たちは2つの小学校の先生から活動の進捗について聞き取りを行います。教育用の補助資料を配布する予定です。また、リーフレットやTシャツを完成させます。教育ビデオは4月に編集を完了させる予定です。さらに、APでは今水稲農家の人たちが水田を耕し始めているので、農薬の使用や廃棄物管理についての普及啓発活動の計画を練っています。
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Mlup Baitongによる活動
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APでの教員研修
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環境教育の授業
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エコクラブ
この3か月間は全体の作業計画に従って活動を実施しています。ワーキング・グループでは、中学生を対象とした10の環境教育授業、教材、ガイドラインの最初の草案を議論し、作成しました。
また、過去に研修を受講した小学校教員と教育局職員は、環境教育授業の経験やどのように教材を使用するのかについて、新たにプロジェクトに参加した小学校教員に共有しました。その後、プロジェクト対象校の小学校教員は環境教育の授業(10レッスンある授業のうち4レッスン)を734名の児童(内訳 男性:383名 女性:351名)に対して提供しました。
さらに、Phum Chres小学校とThmor Boeuk小学校の2つの小学校ではエコクラブが結成されました。エコクラブの児童は教員とともに積極的に活動に参加しています。
これからの3か月間では、中学校教員を対象にした研修及びガイドラインの2回目となるレビューを行い、完成させることを目指します。また、中学校教員を対象とした研修についてはパイロットテストの実施を予定しています。
さらに、引き続き、研修を受講した小学校教員が残りの環境教育授業(6レッスン)を児童に対して提供するとともに、Anlong Pringにおけるオオヅル保護地域へのスタディ・ツアーを計画しています。