ポプジカ谷のネイチャークラブを訪問
ネイチャークラブの活動に参加した参加者たち
日本環境教育フォーラム(JEEF)のスタッフと私達は、2019年3月中旬にポプジカ・セントラル・スクールの25名のネイチャークラブのメンバーと2つの活動を行いました。1つ目の活動は、湿地を訪れ湿地で「観察する・感じる・理解する」をしました。生徒たちは、観察日誌に記録も付けていました。
サンタが、オグロヅルの現状について説明
湿地を訪れた後、参加者はオグロヅルのビジターセンターを訪れ、なにを感じたか等意見交換を行いました。また、センターの管理人であるサンタが、湿地の重要性やオグロヅルと地域のつながりについて説明をしてくれました。
折り紙を使った環境教育活動の様子
サンタの説明後、2つ目の活動としてJEEFのスタッフとJICA海外協力隊員とが折り鶴を使った環境教育活動をしました。対象を注意深く観察することがとても重要で、そこから環境・動植物の保全につながっていくというメッセージを込めて、折り鶴を折りながら体感してもらいました。この活動は生徒や先生だけでなくRSPNのスタッフも、楽しむことができました。
これまでの3か月間の活動
2019年1月中旬、教員から環境教育用の教材に関する意見を求めるため第3回協議会をプナカで開催しました。19名の先生たちと5名のRSPN職員が参加しました。
私達はJEEFのスタッフと共に2019年3月中旬頃、ポプジカ谷を訪れました。環境教育用のガイドブックを使った活動を2つ行いました。
ネイチャークラブのメンバーが喜んで活動に参加する様子
協議会における話し合いの様子
普及啓発用のビデオは、RSPNの出版審査委員会よりコメントが多数あり、これをもとに現在修正中です。オグロヅルのビジターセンターの展示を検討し、現在展示物を作成中です。普及啓発活動に使用する配布物がまだ完成していないので、イベントは配布物が完成してから実施する予定です。
次の3か月間の活動
2019年6月末から7月初旬に、パロで環境教育用の教材の使い方に関する研修を行う予定です。
• オグロヅルの生体構造を説明するポスターや、オグロヅル、湿地と地域住民との繋がりを示すリーフレットを4月下旬までに印刷する予定です。普及啓発用のTシャツも作成します。
• ビジターセンターの展示物を4月末までに作成し、5月末に印刷を終える予定です。
• ゾンカ語に翻訳したオグロヅルの行動に関するガイドブックを使い、宗教団体に対する普及啓発イベントを5月初旬に実施する予定です。