サモア
Activity Report from Samoa Vol.01 (23/03/2018)
シャネル・ヴァン・ダイケン、マリア・フィアソソ・サパチュ(CIサモア)

サモアに伝わる、伝統的航海文化の再生

サモアを訪れたことはありますか?

サモアの伝統的カヌー“Gaualofa”

サモアは、南太平洋の最も北にあるハワイ、最も南にあるニュージーランド、最も東にあるイースター島を結ぶ、三角形の広大な“ポリネシア”と呼ばれる地域の中心部に位置する事から、ポリネシアの”ハート“と言われ、古代からポリネシア人航海者たちが辿り着く島でした。

サモアの地域コミュニティの多くは、沿岸付近に生活しています。コミュニティが生きていくのに、海は欠かすことができません。 海洋資源の持続可能な管理は、コミュニティにとって不可欠です。CIサモアはサモア政府と緊密に連携し、これらの天然資源の持続可能な管理を支援しています。

SATO YAMA UMIプロジェクトでは、サモア・コンサベーション・ソサイエティ(SCV)、サモア・ボヤジング・ソサイエティ(SVC)との協働により、サモアの伝統的な22mほどの長さの"Gaualofa"というタイプの航海用カヌー(「サモア語でVaka、Waka もしくは Va'aと呼ばれる」)を移動式教室として、サモア周辺のコミュニティに、革新的な環境教育キャンペーンを提供します。Gaualofaでは、選ばれた地域コミュニティに、海洋科学の理解を促進し、海洋保護区や漁業制限などの持続可能な管理方法に対する意識を強化するためのトレーニングを実施します。

調整・調整・調整!

Gaualofaを見に来たサモアの子供たち

この間の課題は以下のようなものでした。
• CIサモアのスタッフは3人で運営しているため、プロジェクトリーダーのシャネル・ヴァン・ディケンが長期不在にしていたことで、残ったスタッフのフォローがまめに必要でした。
• 様々なパートナーがいるため、スケジュール調整が困難なことがあります。

プロジェクトはこれから本格始動していきます。お楽しみに!

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